約 2,115,047 件
https://w.atwiki.jp/renst/pages/1779.html
デンオウモモタロス 種類:Sユニット カテゴリ:オーバーテクノロジー BP:4000 SP:1/4 必要パワー:3+ 追加条件:カード名に「ディケイド」または「ディエンド」を含む自軍ユニットがある CN:なし 特徴:イマジン/FFR テキスト: 【俺の必殺技・ディケイドバージョン】自軍ターン中、これがバトルエリアに出たとき、自軍ラッシュエリアからホールド状態のSユニットを1体選んでもよい。そうしたとき、選んだユニットをパワーゾーンに送ってから、そのユニットのBP以下のBPを持つ敵軍ユニットを1体選び、持ち主のパワーゾーンに送る。 フレーバーテキスト 実体かどうかなんて考えるだけ無駄だ。存在する事に変わりは無いんだからな。 イラストレーター:W.AIAI レアリティ:ノーマルレア 作品:仮面ライダーディケイド 収録:クロスギャザー ザ・ドラゴンタイガー 自販:パック:(ファイナルフォームライド) カード評価 モーフ中心の仮面ライダーディケイドを使うデッキでは追加条件はないも同然なので中々安定したアタッカー兼ストライカーとして働いてくれるユニット。モモタロスとは別に3枚入れることができる。 一方仮面ライダーディケイドCFを使うタイプのデッキでは仮面ライダーではないためにシナジーが悪く、あまり使われない。 関連カード 特徴「イマジン」関連 特徴「FFR」関連 (カード名に「ディケイド」または「ディエンド」が付くユニットカード) 仮面ライダーディケイド 仮面ライダーディケイド(XG2) 仮面ライダーディケイド(XG3) 仮面ライダーディケイドCF 仮面ライダーディケイドCF(XG3) 仮面ライダーディケイドCFジャンボフォーメーション XP-005[RK] 仮面ライダーディケイドCF XP-017[RK] 仮面ライダーディケイド激情態 ディケイド クウガMF ディケイド アギトGF ディケイド 龍騎 ディケイド ファイズ ディケイド ブレイド ディケイド 響鬼 ディケイド カブトRF ディケイド 電王SF ディケイド キバ 仮面ライダーディエンド 仮面ライダーディエンド(XG3) コメント パワーゾーンに送ってからとゆうことは、参照するのは本来のBPですか? -- 名無しさん (2009-08-27 10 51 02) 参照するのが「ユニットカード」ではなく「ユニット」になってるから、修正されたBPで判定するはず -- 名無しさん (2009-08-27 12 08 10) ホールド状態でBPが上限するユニットって何かいたっけ? -- 名無しさん (2009-11-04 13 50 06) First二号とか -- 名無しさん (2009-11-04 16 02 32) 自身のホールドにかかわらずBPが敵軍によって変化するカリスやタイガなどがいますね -- 名無しさん (2009-11-04 16 09 20) これ、なんで「モモタロスとしてもつかえる」って書いてないのかな…そうすれば電王LF2ndが… -- 名無しさん (2009-12-03 19 41 44) ↑↑↑2号first使おうとするとがんがんじいが必要ですね。 そうすると、ダイヤジャック→レイ→がんがんじい→デンオウモモタロスと繋げれば1ターンに3体BP7000以下のユニットを除去できますね。 -- 名無しさん (2009-12-16 12 53 30) スーパー1・PHをカイザでホールドするのはどう? -- 名無しさん (2009-12-16 14 39 00) そこまでして使うメリットが薄い -- 名無しさん (2009-12-23 00 26 49) 総じて使うのが難しい&そこまで強力ではない、ということでいいじゃない。 -- 名無しさん (2009-12-23 00 30 22) XG3ディケイドでお手軽サーチできるようになって、FFRライダーを呼び出しやすくなったから大物狙いを欲張らなければ結構お手軽に能力起動できるようになった。狙えるサイズ的に引きこもってるシステムユニットが中心になりそうだけど -- 名無しさん (2009-12-29 00 43 54) ウイングした後のSユニットを飛ばせますね -- 名無しさん (2010-01-02 01 05 30) 何気にキリカゲウィンガー吹っ飛ばせるな -- 名無しさん (2011-05-04 13 32 55) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/maskedriderkyo/pages/38.html
「オーズとメダルと特異点」 ウヴァ――グリードたちとの戦闘の後、京太郎たちは列車の中に居た。 時を駆けるという、デンライナーに。 春「……」 京太郎「いえ……」 食べるか、と差し出された黒糖の袋を手で断る。 それどころではない状況であるのが一つ。 デンライナーの車内には、実に奇妙な光景が広がっている。 まずはどう見ても怪物が5人。 カザリ、赤鬼(モモタロス)、青亀(ウラタロス)、金熊(キンタロス)、紫竜(リュウタロス)。 それから、チャーハンを食べているステッキの壮年の男性。 この電車のオーナーらしい。 テレビで見た事があるような顔だが、他人の空似だろう。 それから美人が6人。 タイトな衣装に身を包んだ給仕役の少女――ナオミ。 そして、巫女服の5人組。 そのスタイルの良さには思わず手放しで喜びたいものがあるが、いかんせん状況がつかめない。 警戒するように京太郎の傍に近寄るカザリを見習って、顔を引き締める。 味方ではある。おそらく。 だけどもあまりにも異様な光景過ぎる。ここは間違った日本観を持ったアメコミの、ハロウィンの世界だろうか。 小蒔「えーっと、その初めまして」 京太郎「あ、どうも。初めまして」 深々と下げられた頭に、こちらも同じぐらいの角度で返す。 なんだろうか。ちょっと毒気が抜かれた。 さて―― +選択肢 1:目の前の女性に先ほどのものは何だったか、このデンライナーとは何かを訊いてみる 2:カザリに先ほどのグリードたちの事や、メダル、事情を訊いてみる 3:その他(行動や台詞などを) ↓3 242 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 20 49 13.58 ID ZIPBplDAO 2 京太郎「なあ、カザリ」 カザリ「……なんだい、オーズ」 京太郎「さっきのグリードってのは何なんだ。それに、あのメダルとか……お前の事とか」 京太郎「教えてくれないか?」 ひとまず目の前の人物たちに会釈をしたのち。 カザリに向き合って、問いかける。 オーズと呼ばれた力。 カザリやウヴァや、メズールやガメルといった存在。 そして、カザリが何故追われていたのか。 聞きたいことは、山ほどあった。 この電車のこともさることながら、それ以上である。 カザリ「……」 ここで話すのか――と。 当たりを見回し、逡巡するカザリ。 確かにこの――よくわからない――人の中、事情を話せというのは軽率だったか。 ひょっとしたら喋りにくい内容なのかもしれないが……。 カザリ「……ま、いいよ。簡単に説明するけど」 カザリ「僕たちグリードは、800年前にある王の命令によって生み出されたんだ」 カザリ「その王がオーズ。君がさっき使った、ベルトを作った人間さ」 カザリ「僕たちは――メダルをコアにして活動をしている」 カザリ「言うなれば……」 辺りを軽く見回して。 先ほど勧められた――京太郎もカザリも拒否した――モモタロスたちの飲むコーヒーを指さす。 カザリ「あのカップがコアメダル。中身がセルメダルってところかな?」 カザリ「コアメダルが足りなければ、それじゃあ僕たちはただの水。形を保てない」 カザリ「でも、セルメダルが足りなければ……コーヒーという飲み物でもなくなる」 カザリ「コアメダルが芯や骨。セルメダルが肉ってことになるのかな?」 カザリ「だから、コアメダルを奪われると僕たちの存在はあやふやになる」 カザリ「でも、セルメダルが足りなければ、結局のところまともな形を保てない」 カザリ「……ま、ちょっと違うかもしれないけど。そんなものだと思ってくれていいよ」 カザリ「……で、僕たちのコアは本来なら、9枚。それぞれ3種類が3つ」 カザリ「そんな僕たちのコアを奪い取って……」 カザリ「その力を引き出して、それで戦うのがオーズの力だよ」 『奪い取って』のあたりを強調された。 どうやらやはりグリードたちの口ぶりから、オーズにいい思い出はないらしい。 カザリ「それで……まあ、僕たちは800年前に作られたって言ったね?」 カザリ「どうして今ここにいるのかって話だけど……」 カザリ「僕たちは封印されたんだよ。先代のオーズに」 カザリ「それから、今になって封印が解放された。ま、大方誰かが僕たちの封印の器を開きでもしたんじゃないの?」 カザリ「それで、まあ――きっとその人間がコアを奪ったのか――僕たちはコアが少なかった」 カザリ「それからは、争いさ。さっき君が見たようにね」 京太郎「……」 京太郎「お前のコアは、アンクって奴に奪われてよな」 カザリ「だから僕も向こうのを奪い返してやったけどね。流石に4対1だと勝負にならなかった」 残念だよ、と。 手のひらを上に向けると、腕を組みなおすカザリ。 そのまま話は終わったとでも言うように、壁に背中を預ける。 そこで、声が入った。 ウラタロス「ちょっといい?」 青い亀の怪人――ウラタロス――からだった。 なんというか、その一人称も相俟って、どことなくカザリに似ている。 そんな印象を抱かせる怪人だ。 カザリが、やれやれと身を起こす。 人間なら眉でも寄せているだろう。 ウラタロス「それで、君たちグリードは何が目的なの」 カザリ「……」 カザリ「完全体になる――自分のメダルを集めることだけど。それがどうかした?」 カザリ「僕たちは生み出されたとき、元々は完全体だった」 カザリ「それから、コアを奪われる度に力が抜けていくんだ」 カザリ「人間でいうなら、手足に重りでもつけられているようなものってところかな」 カザリ「だから、僕たちは完全体に戻りたい。生み出されたその頃の自分にね」 つまり、カザリの目的は。 失ってしまった自分の肉体の一部を取り戻したい。そういう事なのだろう。 気持ちは判らなくもない。 あの時に――戻りたいという気持ちは。 カザリ「ああ、それと……これも大事なことだけどさ」 カザリ「僕たちグリードにとってセルメダルは身体を構成するものっていったよね?」 カザリ「僕たちは、これを手に入れる為に……あることをやる。できるって言った方がいいかな」 カザリ「こんな風に」 そしてカザリが巫女服の女性の一人に手をかざすと。 そこに、自動販売機の硬貨投入口のようなものが生み出された。 そしてウヴァから拾ったセルメダルを手で弄んだ。 カザリ「そしてここにメダルを入れる事で、僕たちはヤミー――怪人を生み出す事が出来る」 カザリ「生み出したヤミーは、その親の欲望を叶える事でセルメダルを増やす」 カザリ「それから、そのセルメダルを僕たちに還元するんだ」 カザリ「多分……ウヴァあたりは、これからヤミーを作るんじゃないかな」 カザリ「大分、君たちとの戦いでセルを削られたからね。必死じゃないの」 カザリ「他にも……僕を含めて、皆セルメダルが足りてない」 カザリ「きっとメズール立ちが慎重だったのも、それが理由だろうね」 +ステータス 情報が更新されました 【カザリ】 コア:3枚(ライオン×1、トラ×1、チーター×1) 状態:《セルメダル不足状態》 能力:40 HP:30/30(35) スタミナ:30/30(35) 気力:60/60 ATK:25(30) DEF:25(30) (レンジ:至近距離~中距離) グリード:コアメダルの枚数によって技能値及びHP・スタミナ・ATK・DEFが変動 コアメダル1枚時、技能・HP・スタミナの基礎値を25、ATK・DEF基礎値を20として、以後コアメダル1枚につき+5 これらの補正に関して、他者のコアメダルを使用した場合、+3 グリード:セルメダルの枚数によってHP・スタミナ・ATK・DEFが変動 戦闘中受けたダメージの分セルメダルを落とす。ダメージの5分の1、HPとスタミナの上限値を低下させる。(5ダメージ毎にカウント) 《セルメダル不足状態》:上記の効能により、基礎HP値からその10分の1以上のHP・スタミナの上限値が減衰する事で発動 ATK・DEF-5 《セルメダル十分状態》:HP・スタミナ・ATK・DEFを基礎値として運用する 《セルメダル多分状態》:HP・スタミナの基礎値から5以上HP・スタミナの上限値が増加する事で発動 ATK・DEF・戦闘判定+5。以降、基礎値の上昇1に対してATK・DEF・戦闘判定+1ずつ上昇させる 猫科の王:技能+5。戦闘・奇襲・追撃・撤退判定+5。温存判定時の与ダメージ量を変化させない。 コアメダルが一定数に達する事で、レンジを遠距離に変更し、自分の戦闘判定勝利時に全体に攻撃を与える 完全体:??? グリードについては、ウヴァ・メズール・ガメル・アンクと共通です ウラタロス「……そういうところは、イマジンに似てるね」 イマジン――という単語の意味は分からないが。 まあ、これからあと……彼らの事情も説明されるだろう。 カザリ「……ま、イマジンってのは知らないけど。僕たちグリードとヤミーの話はこれでほとんどだよ」 カザリ「グリードはヤミーを生み出して、人の欲望を叶える事でセルメダルを集める」 カザリ「セルメダルやコアメダルを失うと、グリードは形を保っていられない」 カザリ「こんなところ」 それから。 カザリは壁を離れて、京太郎に正対する。 顔と顔をほとんど突き合わせた状態。そんな距離まで近づいてきたのだ。 それから、囁くように言った。 カザリ「ところで君に聞きたいんだけどさ」 カザリ「オーズ」 カザリ「僕を守ってくれたのはありがとう。君のおかげで助かったよ」 カザリ「ま、あのときは一蓮托生って話だったし……今はそんなピンチを抜けたよね」 カザリ「これから、どうするつもり?」 +選択肢 1:完全体になるまで協力する 2:条件付きで協力する 3:まだ質問が残っている(可能なら質問の内容も) 4:まだあちら(電王たち)の話を聞いてないのでそれから結論 5:その他(内容も) ↓3 261 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2013/02/04(月) 21 41 46.77 ID FSCUQByd0 まあ4だろう 京太郎「……まだ、向こうの話を聞いてない」 京太郎「だから、それからだ」 カザリ「……そう。判ったよ」 それじゃあと、壁に寄りかかるカザリ。 相変わらず周囲と微妙に距離を取っている。何かあれば逃げ出せるように、だろうか。 それでもこちらとの距離は心なしか近い。そんな気がする。 小蒔「それじゃあ、私たちからなんですけど……」 ウラタロス「ま、ここは僕が説明した方がいいんじゃないの?」 ウラタロス「小蒔ちゃんたちは、こっちに来てからってことで」 そう言って、片腕を胸の前で組んで。 こちらに向かい合うウラタロス。 さっきから思っているが、どうにも彼――おそらく――はこの列車の中でも、説明役。あるいは交渉役なのかもしれない。 ウラタロス「僕たちは……どこから説明したらいいかな」 ウラタロス「時の運航を守るために戦ってる、とでも言っておくよ」 京太郎「……時の運航?」 ウラタロス「うーん、難しい話なんだけど」 ウラタロス「正しい時間の流れというのが存在していて、そんな時間の流れになるように保とうとしているって言うかな」 ウラタロス「僕たちの敵のイマジンは……時間の流れを乱すことで、歴史を改変しようとしている」 ウラタロス「そんなイマジンを倒すのが僕たちと――それと、電王って訳さ」 そう言って、先ほどの巫女服の女性を手のひらで示すウラタロス。 電王というのは、あの仮面ライダーというのの正式な名前なのだろう。 どこか生真面目そうな印象を受ける彼女は、大仰に「はい」と頷いた。 それにしても、歴史を改変だなんてスケールの大きな話だ。 未確認生命体やグリードというのも大概ではあるが。 こちらの話もまた、随分と現実離れしている。 カザリも少し、呆然としているようだ。 ウラタロス「イマジンは……その人の願いを叶える事で、過去への扉を開く」 ウラタロス「願いを叶えるって言っても随分と杜撰だけどね。星をずっと見たいって言ったら木に縛り付けられたり」 ウラタロス「それで――その扉から過去に向かっていって、過去を壊して、現在を改変しようとするんだ」 京太郎「……何が目的で?」 ウラタロス「それは僕たちにも正確には分からない」 ウラタロス「ただ、イマジンってのは『選ばれなかった時間の住人』なんだ」 ウラタロス「だから改変を起こして、時間を自分たちのいた未来につなげようとしている――ってとこ」 京太郎「……改変されたら、今はどうなる?」 ウラタロス「変わってしまうよ。場合によっては、消えるだろうね」 ウラタロス「そして、誰もその改変に気付かない。親しいものが消えてしまっても、過去で殺されてしまっても」 ウラタロス「それが『本来の時間の流れ』だと思って、生活する事になるんだ」 京太郎「……」 カザリ「……」 ウラタロス「まあ、大丈夫だよ」 ウラタロス「特異点――電王への変身者の資格を持つ者がいれば、時は本来の流れに戻されるから」 ウラタロス「この場合は、小蒔ちゃんかな」 ウラタロス「特異点は、あらゆる時間の改変の影響を受けない」 ウラタロス「それから、特異点がいるならば、その記憶を元に時間は正常なものへと修復されるんだ」 つまりは――。 電王。 彼女――小蒔がいなければこの時間はいつ改変されてもおかしくなく。 そして、どうなったとしても戻らない。 そういうことだろう。 ウラタロス「それで、なんで僕たちがここに居るかなんだけど――」 ウラタロス「元々、僕たちはここじゃない世界の人間だ。別の時間軸のね」 ウラタロス「それで――イマジンを追ってきて、この世界に来てて」 キンタロス「それで、閉じ込められたっちゅーとこやな」 モモタロス「ったく、天丼の奴とは逸れちまうしよぉ……」 ウラタロス「おねーちゃんに拾って貰えなかったら危なかったよねー」 ウラタロスの説明に、他の3人が飛び込んだ。 いつまでも続く説明に、我慢の限界だったのだろう。 それから互いに口を挟むなとか。邪魔だとか。自分にも喋らせろとか。 喧々囂々と、騒ぎ立てていた。 つまりまとめるとこうだ。 ・ウラタロスたちは別の世界の人間(イマジン) ・とある切っ掛けで世界を渡ったイマジンを追ってこちらの世界に来た ・倒して帰ろうと思ったら、何故だかこちらから帰れなくなっていた ・そして、この世界もイマジンに狙われている ・たまたま見つけた特異点である神代小蒔に協力を頼んで(正確には事情を聞いた彼女が申し出て)電王として戦っている ・仲間であるイマジン1体と逸れてしまったらしい ひとまずの説明は終わって、一旦、ブレイクタイムとなった。 モモタロスたちは毒々しい色のコーヒーを飲んでいる。 神代小蒔とその周辺の巫女服の女性――こちらの世界の人々らしい――も口にしていないあたり、 あれを飲もうとしなかった京太郎とカザリは正解だったらしい。 流石に、まずいものを飲むのは御免だ。 そう告げると、カザリは押し黙って背中を壁に預ける。 どうかしたのだろうか。 イマジンと巫女服の和気藹々とした空気を眺めながら、カザリと共に壁に寄りかかる。 一際グラマラスな女性はリュウタロスに慕われていて――姉と言うより母と子供を思わせる風格だ――。 先ほどの黒糖の女性は、キンタロスと黒糖を貪っている。食べるたびに「泣けるで」と呟くキンタロスと頷く女性は何ともシュールだ。 ウラタロスは色黒の女性――というより体格的に少女――と、眼鏡の女性と言葉を交わしている。 モモタロスは、神代小蒔と何やら話し合っていた。 カザリが、ポツリと呟いた。 カザリ「……イマジンか。厄介だね」 京太郎「ああ、確かにな」 カザリ「……でも、考えようによってはこれはチャンスかもしれない」 カザリ「イマジンとグリード――ヤミーのやり方っていうのは似てる」 カザリ「お互いかち合って、争い合う事もあり得るし」 カザリ「イマジンが先に欲望を満たしちゃったのなら、ヤミーを作る余地がなくなる」 カザリ「そうなったら――ウヴァはともかく、メズールあたりなら警戒し始めるだろうし」 カザリ「こっちを狙いに来るって事も、あまりなくなるだろうね。ヤミーとイマジンで争うかもしれないけどさ」 京太郎「……」 カザリ「それで……オーズ。君に聞きたいんだけど」 カザリ「君はこれから、どうしたい? 一応聞いておくよ」 +選択肢 271 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/04(月) 22 25 21.31 ID b4a3T7D9o 1:電王との協調もするが、あくまでカザリが完全体になるまでを主眼に協力する 2:電王との共闘も考え、また、メダルの為に人を傷つけないなどを条件にカザリに協力する 3:まだカザリに質問が残っている(可能なら質問の内容も) 4:その他(内容も) ↓3 274 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 22 28 43.10 ID mjgdMq0l0 2 京太郎「……」 思い出されるのは――あの夢。 理由は分からない。そんな覚えもない。 だけど、咲が離れて行ってしまう夢。どこかに戦いに。悲しみと怒りを背負って、離れて行ってしまう夢。 あれは――ただの夢だ。そんなのは現実じゃない。 だけれども。もしかしたらあの夢は本当であるかもしれない。 京太郎が忘れてしまっているか――或いは、それこそ過去が改変されたか何かで。 ただの夢として思い出されるだけの存在になっている。 勿論、特異点以外が――京太郎は特異点ではなかった――記憶する事もないはずなので、そんな夢など見るはずもないが。 そして思った。イマジンの所業を。 忘れられるというのは。人が生きた歴史すべてがなくなるという事だ。 それは、死ぬことよりもなお一層酷い。 死んだならば死んでしまったと、辛い別れになったと記憶に残るだろう。思い出が残されるだろう。 だが、消えてしまうのなら。 それは初めからいないのと同じだ。失うよりも、更に辛辣な奪われ方。 許しておける理由がない。 そして、あのウラタロスというイマジンの口ぶり。 イマジンが願いをかなえるのは、ヤミーと殆ど同じ。 ヤミーだって、セルメダルの為にだけ人の欲望を叶えるのだ。 つまりは――先ほどの例に挙げられたイマジンの行為のように――ヤミーのそれも、人を傷つけるものである可能性が高い。 人の欲望の中には、他者を蹴落としても構わないというものは純然と存在する。 故に、ヤミーという異形の力を持ったのなら、そんなことは容易く起こり得るだろう。 その犠牲者が――。 ある日の片岡優希かも知れない。原村和かもしれない。染谷まこかもしれない。竹井久かもしれない。 傷つけられた人間。 その痛みは波紋する。人が失われるという喪失は、ブラックホールが如く周囲の人間の心をも飲み込んでいく。 まさに、ここにいる須賀京太郎のように。 だから――。 京太郎「お前に協力する。お前のメダル集めにも」 カザリ「へー……!」 京太郎「でも、イマジンも放ってはおけない。そんな存在は、倒さなきゃいけない」 京太郎「俺には力が必要なんだ。誰かを守るための力が。戦うための力が」 京太郎(そう……) 京太郎(これ以上、俺のような存在を生み出さない為の力が……) 京太郎「だから、俺はお前のメダルを集める。代わりにお前は俺の戦いに協力してくれ」 カザリ「ギブアンドテイクってこと?」 京太郎「……そう思ってくれてもいい」 京太郎「ただ、出来れば純粋にお前を手伝ってやりたいとも思ってるのは本当だ」 カザリ「……」 京太郎「ただし、メダルの為に人を傷つけるな。メダルを人命より優先するな」 京太郎「この条件は飲んでもらうけどな」 カザリ「……」 カザリ「『力を貸す』『人を傷つけない』……僕のメリットに対して、君の方の条件の方が多くない?」 京太郎「……それは」 カザリ「……」 カザリ「ま、借りが一つあるってことで……いいよ。君に付き合ってあげる」 カザリ「僕にとっても、イマジンってのは邪魔だしね」 カザリ「君が人を守る為に戦うっていうんなら、傷つけないっていうのもその内に入るだろうからね」 京太郎「カザリ……!」 カザリ「ま、そういうことで――よろしくね、オーズ」 こちらへ向き合うカザリに、手を差し出す。 怪訝そうに肩を揺らすカザリに、改めて告げる。 京太郎「俺の名前は――須賀、京太郎だ」 京太郎「よろしくな……カザリ」 カザリ「ああ。よろしく」 カザリ(……) カザリ(……イマジンってのは、どうにも厄介だね) カザリ(現状、僕だけじゃ対処できそうにない。ありえないだろうけど、ウヴァたちがいてもそれは変わらない) カザリ(ってなると、ここは電王と一緒に居た方がいい) カザリ(それに……) カザリ(僕のコアは奪われたものを含めて5つ。4つが行方不明) カザリ(これの場所が分かるまでは……慎重に行動するべきだ) カザリ(それまでは――役に立ってもらうよ、オーズ) この後、神代小蒔――電王である彼女。 石戸霞――リュウタロスの母親のようなオーラを放つ女性。 滝見春――キンタロスと黒糖を貪っていた女性。 狩宿巴――ウラタロスと喋っていた眼鏡の女性。 薄墨初美――ウラタロスと海の話題で盛り上がっていた色黒の少女。痴女? と、連絡先を交換した。 彼女たちは戦闘要員ではなく、電王にも変身できない。 それでも神代小蒔のサポートの為、またウラタロス曰く彼女たちの身の安全の為にデンライナーに乗車している。 あのむっつりとしたオーナー曰くグレーらしいが、緊急事態の為、可だそうだ。 夜も更けた(デンライナーに時間の経過は関係ないが)。明日、学校もある。 細かい情報交換などについては後日に回す事にして、一旦は今日、別れる事にした。 カザリ「……ところで、僕を家に連れてって大丈夫なの?」 京太郎「……ああ」 京太郎「俺は寮じゃないし、一人暮らしだからな」 カザリ「……そう。ならいいんだけど」 京太郎「お前こそ、何か好き嫌いとかあるのか? 猫だから玉ねぎだとか、烏賊は駄目とかさ」 カザリ「……いや」 カザリ「僕はグリードだからね。食事なんて、必要ないよ」 京太郎「そっか」 京太郎「じゃあ、気が向いたら言ってくれよ。何か作るから」 カザリ「……気が向いたら、ね」 京太郎「……」 カザリ「……」
https://w.atwiki.jp/gone0106/pages/47.html
2003年3月21日金曜日・カフェミルクディッパー 「そうか、近衛とは上手くやっているか。フフ、やはりアイツに頼んだのは間違いじゃなかったようだな。」 予定より少し遅く仕事が終わり、学園に帰ってきた真名は刹那と共にミルクディッパーでコーヒーを飲んでいた。 会話の何様はわからないが、二人が喋っているのをみて愛理はうれしそうにしていた。 (フフ、最近良ちゃんのお友達がたくさん来るようになってうれしいな、ウチの店、女子校が近くにあるのに“何故か”男の人のお客さんの方が多いものね) その原因にも、今正に自分に注がれている男性客の熱い視線にも気が付かない愛理は今日もマイペースそのものである。 「ああ、なんだかお前にも色々心配かけてすまなかったな。・・・しかし、そのおかげで良太郎さんは・・・」 刹那は少し沈んだ声で言う。 「聞いたよ。また新しい奴が増えたんだって?これで何体目なんだ?」 「4体目だ・・・。もはや、一人ゴレンジャーみたいになってきている・・・。」 「そうか・・・。・・・・・なあ、刹那、よく言われる話だが、やたらとメニューが多い喫茶店やラーメン屋ってスグつぶれるよね」 「ブッ!」 真名の衝撃的なものの例えにコーヒーを噴出す刹那。 真名はソレを見て楽しそう微笑んだ。 「た、龍宮・・・お前、良太郎さんを店扱いするな!」 「ハハハ、冗談だ冗談!しかしまさに『来るもの拒まず』だな。大変だぞ刹那?」 「・・・・、ああ、だが守って見せるさ、私やワカマルスを助けてくれたあの人のことを・・・今度は私が命をかけてな」 強い気持ちのこもった口調で言う刹那、その言葉には決意と、この世界を守る戦士であり、自分にとって恩人であり友達でもある良太郎への感謝が溢れていた。 「そういうことじゃないさ、ただああいうのは将来、絶対に女関係でもめそうだからな。惚れたんだろ?」 「ブーッ!」 再びコーヒーを噴出す刹那、今度はむせたこともあってか顔が真っ赤になった。 「バ、バババカなことを言うな!私にはこのかお嬢様というお方が・・・」 「いや・・・それも問題だろ。しかしそうか、私は又てっきり・・」 「あの人は・・・・・恩人だよ。これから先もずっとな、それに良太郎さんにはもう、心に決めた人がいる。だから私は、そういったこともひっくるめて力になりたい。そう思っているんだ。」 少し切なそうな表情をする刹那に対し、真名はそれ以上のことは言わなかった。 一方、そんな少女の心を惑わす、罪深き不運な少年は今・・・・ ザシュン!ザシュン! 「ハアアアッ!」 ザシューーーン!! 「ぐわああ!」 夜の街中で、今日も時刻の運行を守る為、戦い続けていた。 ハイエナに似たイマジン=ジャッカルイマジンを相手に、スピアフォーウの神速の槍で詰め寄る電王。 その横ではアスナやネギにこのか、そして・・・ (ほお、彼が噂のワカマルス君ですか。美しい、なかなか魅せる戦いをしますね。) 謎の老紳士が、誰にも悟られない場所から戦いを観戦していた。 「うぐう・・・マトモに戦ってられるか」 シャッ! 電王の強さに勝てないと判断し、背を向けて逃げ出そうとするジャッカルイマジン。だが、 「逃げとおせると思ったか?」 ピッ、 <FULL CHAGE> ギュウイイイィイン・・・・ パアアアア! ベルトからデンガッシャーにエネルギーが供給され、背中から桜色の翼が現れる。 ブオオオオン! ヒューーーーン! 「んなっ!」 驚くジャッカルイマジン!その見た目からスピードにはかなり自信があり、現に時速180キロで逃走している自分を電王は横からあっさり抜き去り、旋回してこっちへ向かってきたのだ!! 「スピニングクロス!」 シャッ!シャッ! ジャッカルイマジンの胸に刻まれるXの文字! 「ガアアア~~~!」 時速300キロが繰り出された神速の連撃に逃げる術と失くし、爆発するジャッカルイマジン! 「絶望の花を咲かせ、そして散れ・・・・」 ドーーーーーン! ???の夢の中 「行くぜ、俺の必殺技パート3!」 ザシューーーン! 「うわ~や~ら~れ~た~」 ドーーーン! エクストリームスラッシュが炸裂! イマジンはマヌケな断末魔の叫びを上げ爆発した! ファアアアアン 「ヘヘ、まあ、あんなの俺の敵じゃないね!」 デンライナー内で勝ち誇るモモタロス 「凄かったですモモタロスさん!僕、憧れちゃいました!」 「おおっ、そうかそうか!ネギ、お前分かってんじゃねーか!」 モモタロスの華麗な(?)戦いを褒め称えるネギ 「やっぱりなんだかんだ言っても一番頼りになるわよね~」 「かっこよかったえモモちゃん」 「おいおい、ガキは趣味じゃねーんだ。惚れんなよ?」 その勇姿に(?)頬を赤らめるアスナとこのか、 「まったくね。ほら!あんたたちもモモタロス“様”を見習いなさい!」 「ハッ!確かに拙者たちとは各が違いすぎるでござる。」 「うん!モモ、あんたがNO.1や!」 「ホントホント、僕たちも先輩の爪の垢でも煎じて飲みたいよ」 「アッハッハッハ、ハナクソ女もようやく俺の価値が分かったみてーだな?ま、お前らも頑張りたまえ」 まるでみんなのお手本(???)のようにハナはモモタロスを見習えと言い、3体のイマジンもそれに同意した。 「本当に、モモタロスがいてくれて良かったよ。やっぱり、他のイマジンじゃちょっとね・・・それで、僕からのささやかなお礼なんだけど」 「ハ~イ♪生クリームたーっぷりの特製プリンで~す♪」 そう言ってナオミがプリンをだち、良太郎がそれをもってモモタロスにお礼を言う。 「うひょーーー!プリンだプリンだー♪」 「「「「「モモタロス、バンザーイ!モモタロス、バンザーイ!」」」」」 現実・デンライナー内 「ムニャムニャ・・・へへ、それじゃあ早速いただき・・・」 ガスッ! 「イデッ!」 すやすやと眠るモモタロスにハナの蹴りが炸裂! モモタロスは横になっていた椅子からずり落ちた! 「イマジンが出てきたってのに、何呑気に寝てんのよバカモモ!全く肝心な時に役に立たないんだから・・・。」 と、先ほど見た夢とは全く逆の呆れた視線をするハナ 「なぬっ!?イマジンだと!」 その話を聞き慌てて立ち上がるモモタロスであったが 「それならとっくにワカマルスがやっつけちゃったわよ!」 好意など微塵も感じさせない表情でアスナが言った。 モモタロスが振り返るとそこには、先ほどのジャッカルイマジンとの戦いを終え、デンライナーに戻ってきたワカマルスと良太郎やネギたちがいた。そして、ワカマルスの手には戦いのご褒美なのかプリンがあった。 「どういうこった良太郎!なんで俺を呼ばねーんだよ!」 戦いという生きがいを横取りされ、良太郎にあたるモモタロス 「アンタね~、良太郎は散々アンタの呼んだのに、ずーっと寝てたんじゃない!」 「なぬっ!?」 「そうそう、いや~でも実際ワカマルス君が言って正解だったよねアレは、先輩じゃきっと勝ったとしても、良太郎がボロボロだったし、」 「うんうん、コイツの強さはなかなかなもんや!」 と、新入りを褒め称える先輩を一度も誉めたことが無いウラタロスとキンタロス 「亀に熊!テメーら!」 「確かにワカマルスさんの戦いって、あんまり攻撃が当たらないっていうか華麗ですよね。見ていてキレイっていうか。」 「うんうん、それにワカちゃんが憑いた良太郎君って、メッチャハンサムになるんやで?ええ男やったな~」 「ネギ、このか・・・」 ワカマルスの美しさに心を奪われるネギとこのか 「確かに、良太郎に憑いたイマジンの中じゃ一番マトモよね、誰かさんたちと違って、基本的に良太郎の言うこと聞くし」 「鼻血さえ気をつければなんの問題もないしね。良太郎、これからはワカマルス主体でいけばいいんじゃない?」 「・・・・・・」 さらにハナとアスナのトドメの一言に、とうとう言葉を失うモモタロス、彼が先ほど、夢の中で見た褒め称えられる自分がいた居場所にワカマルスが立っていた。まさに“夢と現実”である。 ああ、人の夢と書いて儚い、イマジンの夢と書いて今、儚い・・・ 「うん、これからも宜しくねワカマルス」 「それはコチラのセリフでござるよ。我が主良太郎、このワカマルス、アナタの熱き思いに答えるため、これからも誠心誠意、がんばる所存でござる!」 「「「「「わあ!」」」」」 パチパチパチ! プチン! コレまでのどのイマジンにもない殊勝な心構えに拍手する一同。ワカマルス、バンザーイといった雰囲気についにモモがキレた! 「テメーらいい加減しろ!さっきから黙って聞いてりゃあ、このムッツリガラスのこと贔屓しすぎなんじゃねーか!?俺は、良太郎に最っ初から憑いてるってのにプリンなんてもらったことねーぞ!!おい、ナオミ!俺にもプリンだ!!」 「残念でした~。今日はもう売り切れで~す。」 「~~~~!、やい、ムッツリ!それを俺によこせ!武士がプリンなんて喰ってんじゃねーよ!」 「イヤだ。で、ござる。」 「あんだとテメー、先輩の言うことが聞けねーってのか?」 とワカマルスに絡んでくるモモタロス、最早唯のバカな酔っ払いかチンピラである。 「これは良太郎殿が拙者の功を労ってくれたものでござる。それをおいそれと他人にやるのは殿への侮辱でござる。それに、一ついっとくでござるが、拙者が忠誠を誓うのはあくまで良太郎殿唯一人、お主の命令など聞く気は毛頭ござらん。」 「テメー!上等だコンニャロー!表でろ!!」 そう言ってワカマルスの胸倉を掴み立ち上がるモモタロス、八つ当たり100パーセントである。 「やめなよモモタロス!そんなプリンぐらいで・・・」 そんなモモタロスをしかり、やはりワカマルスを庇う良太郎。彼のそんな態度と言葉に・・・ 「プ、プリンごときだと~、悪かったなちきしょ~、プリンごときでマジギレしてよ~!そうかよそんなにそいつよけりゃあずっとそいつとたたかえばいいじゃねーか!!良太郎のバッキャッロー!浮気者ぉー!!」 と言って、泣きながら食堂車を出て行ってしまった。 「・・・ちょっと言いすぎちゃったかな?」 泣いて出て行ったモモタロスを見て、ちょっと心が痛む良太郎、しかし、彼以外は正直、あまりにも子供じみたモモタロスの言動や行動に引いていた・・・。 「浮気者って・・・」 「全く、あきれちゃうよね~」 「ほっといて大丈夫よ良太郎、どうせ明日には忘れてるわ」。」 と、全く相手にもしていなかった・・・ 2003年3月22日土曜日 翌朝、ハナに呼ばれてデンライナーにやってきた良太郎たち。 「モモタロスが家出したって!?」 「そうなんですよ~。今朝この手紙が置いてあったんですよ?」 ナオミはそう言って、汚い字で書かれた手紙をだす。 〝俺の価値がわからない薄情な奴らへ、 俺様の日ごろの活躍を忘れてポットでの新入りをチヤホヤしやがって・・・・。 そんな、薄情な奴らとはもう顔をあわせたくないので旅に出ます。 探すんじゃねーぞ!絶対探すんじゃねーぞ特に良太郎!! もう謝っても許してやらねーからな! モモタロスより〟 「・・・・どんだけ探して欲しいのよ・・・。ていうか字ぃ汚っ!」 「きっとモモちゃんも寂しかったんやな~」 「寂しいって、アイツいくつよ!?今日日、小学生だってプリンで家出なんてしないわよ!?」 モモタロスのその行動にあきれ返る一同 「と、とにかく探さなくちゃ!」 「そ、そうですよ!」 (一応)モモタロスのことを心配し、探しに行こうとする良太郎とネギ 「ほっときゃいいって、どうせおなかがすいたら帰ってくるでしょ?」 「そうよ、大体外に出たところで何かできるわけじゃないしね。」 しかし、アスナとハナは放っておけと言い、 「まあ、ワカマルス君が出てきてすっかり存在意義をうしなっちゃったわけだしね~、“来るもの拒まず去るもの追わず”でいいんじゃない?」 「せやな」 「そうでござるよ殿、逃げた家臣を主が探しに行くなど聞いたことがござらん」 イマジンたちに至っては「帰ってこなくてもいいんじゃね?」と言う雰囲気ですらある。モモタロスの日ごろの信頼、人徳がうかがえる・・・。 「でもやっぱりほっとけないよ!付き合いも長いし、モモタロスは大事なと・・・」 友達という単語が出てきそうになった瞬間、良太郎の脳裏にはコレまでのモモタロスとの思い出が蘇った。 『俺、参上!』と言って、自分が不良に絡まれるたびに現れてはやりすぎなくらい喧嘩をし、おかげですっかり不良たちには目を付けられ、その悪名から男子部に入れてもらえなかった・・・。 「と、とも・・・・」 『行くぜ!行くぜ!行くぜ~!』いつも乗りだけで無茶な戦いをし、自分の体をボロボロにし、筋肉痛のおまけまでよこすモモタロス ウラタロスたちが来てから、他のフォームで戦うたびに文句を言い、喧嘩をし、よくアスナやハナに怒られ、たまに自分ごと殴られる日々・・・・ 「と、とにかく探さなきゃ!」 それら全てがモモタロスを友達と言おうとした良太郎の口をふさいだのであった。とは言え、ヤハリ心配であることには変わりないので、ネギと良太郎はモモタロスを探すことにした。 同時刻・世界樹広場 「ぐす・・・、なんだよなんだよ・・・。史伽と楓姉のバカ・・・」 誰もいない広場で一人体育座りをし、落ち込む幼女のような少女鳴滝風香がいた。 何故彼女がこうして一人でいるのか?その理由は昨晩のちょうどもモモタロスが騒いでいる時間まで遡る。 「正直に言えよ!楓姉は今お風呂だし、30分前まで確かに冷蔵庫にあったんだ!史伽が食べたんだろ!?」 「だから食べてないです~!」 と寮の部屋で言い争う双子、 「ふ~、いい湯でござったな~、おや、二人ともどうしたでござる?」 と、そこへ風呂から帰ってきたのは、彼女たちのルームメイトである長瀬楓であった。 「あっ、楓姉!聞いてよ!史伽の奴僕が大事に取っておいたプリンを勝手に食べちゃったんだよ!」 「だから、食べてないです~!」 と再び終わりなき論争を繰り広げる二人、その様子を見て楓は汗をかいた。 「そ、そうでござったか~、いや~スマン風香殿!食べたのは拙者でござるよ」 そう言って楓は洗面用具と一緒に空になったプリンの容器を出す楓 「「ええっ!?」」 「いや~、冷蔵庫で冷やしたプリンを熱い湯船につかりながら食べるというのもなかなか乙なもので・・・」 ハッハッハと笑ってごまかす楓 「ほらあ!やっぱり私じゃない!お姉ちゃん酷いです!!」 「ううっ・・・。」 「確かに、プリンのことはすまんと思うでござるが、たった一個のプリンで仲の良い妹を疑うのは姉として少々大人気ないのではござらんか?」 「そうです!プリン一つで目くじら立てるなんて大人気ないです!」 「な、なんだよー!二人だってプリンが大好きなくせに!バッキャロ ー!」 といった具合にどこかのバカな鬼と同じような状況で今朝、部屋を飛び出したのだった・・・・。 「ぐす・・・、プリンのことをバカにして、大体、史伽ばっかり贔屓しすぎなんだよ。お姉ちゃんなんだからって・・・」 「わかる!わかるぜお前の気持ち!」 ザアアアア 「ひゃあ!」 一人涙を流す風香の前に砂状態になったモモタロスが顔を出す。 「どーやらお前も俺と同じような目に遭った見てーだな。わかる!その気持ち、すんげーわかるぞ・・・っておい?」 風香のおかれた状況に、強い共感を覚えたモモタロスは、つい、姿を現し、語りかけてしまったが、おばけが苦手な風香はその姿に気を失ってしまった。 一時間後 「ハァ、お姉ちゃんどこにいったんでしょう?」 「う~む、元は言えば拙者が原因、夕べは少し言い過ぎてしまったでござるなあ・・・。」 あたりを散策し、家出をした風香を探す史伽 「早くお姉ちゃんを見つけないと・・・」 姉のみを案じ、そう呟いた瞬間 シュウウウン・・・・ 「ムッ!史伽殿!」 「えっ?きゃあ!」 史伽に近づいてきた光球! その邪悪な気配に楓が反応するも一瞬遅く、光球は史伽に憑き、狐のイマジンに実体化してしまった! ザアアアア 「ガキ、テメーの望みしかと聞き入れたぜ!家出したバカな姉貴をみつければいいんだろ?ちょいと怪我してっかもしれねーが、なるべく生きてつれてきてやるよ!」 「なっ!私そんなこと望んでないです!やめてください!」 イマジンにしがみつき願いを取り下げろと講義する史伽 「チッ!やかましいガキが!どいてな!」 ブン! 「きゃあああ!」 史伽のことを鬱陶しく感じたフォックスイマジンはその小さな体を持ち上げ、投げ飛ばした! 「史伽殿!」 投げ飛ばされた史伽をキャッチしようとする楓!そのとき! シュン! スタッ (*1) 何処からともなく現れた影が、楓より早く、史伽をキャッチする。 「やれやれ、主のため仕方なくモモを探して気配を辿ってみれば、イマジン違いでござったか・・・。大丈夫でござるか童(わっぱ)?」 「りょ、良太郎さん?」 史伽を優しく抱きしめ、心配する端正な顔立ちの美少年、それはW良太郎であった。 「チッ!特異点か、鬱陶しいのがきたなおい!」 「良太郎殿!」 慌てて駆け寄る楓に史伽を引き渡すW良太郎、その視線はフォックスイマジンに向けられていた。 「お主・・・この幼女は契約者でござろう?随分な扱いではござらんか?」 <幼女って、史伽ちゃんは僕と同い年のクラスメイトだよ> 「マジで!?で、ござる!」 衝撃の事実に驚くワカマルス、まあ、当然の反応ではあるが 「ごちゃごちゃうるせえなおい。別に死ななきゃ契約者なんてどうなったっていいだろ?ましてやんなガキ!」 フォックスイマジンのココと無いその一言が、驚いていたW良太郎の怒りに再び火をつける。 「お主、外道でござるな・・・・二人とも下げってろでござる。」 「しかし良太郎殿!」 先ほどの動きから只者ではないと感じつつも良太郎の身を案じる楓、相手は道の怪物、いかに武術に心得があるとはいえ、二人係で戦うべきだと考えていた。 「心配無用、拙者の主は“正義の味方”でござるからな!変身!」 ピッ、 <SPEAR FORM> シュウウン ファアアアン カシャン! パスをベルトにかざしプラットフォームへ、そして現れるアーマーと羽衣を身にま纏い、現れた鳥形のデンカメンを装着! パアアアアア、 バサ! 舞い落ちる無数の花びらの中羽衣をなびかせて舞う美しき戦士! 「愛するものを守る為、主に代わって悪を討つ!我が名は時の守護者電王!お主の腐った命の花、散らせてもらうでござる」 「りょ・りょりょ良太郎君が変身したです!」 「なんと!件の仮面の戦士は良太郎殿でござったのか!」 目の前の良太郎の変身に驚く史伽と楓! 「ハ~ア、うざってえなおい?殺していいか?」 「できるものなら・・・」 「「ハアッ!」」 そう言って戦闘を開始しあう二人! 果たして勝負行方は? そして、世にも馬鹿馬鹿しい理由で家出した。バカコンビは果たして? 続く・・・ おまけ 【デンマギファイル】 W良太郎・・・良太郎の体にワカマルスが憑依した状態、憑依することによって瞳が赤くなって、目が吊りあがり、伸びた髪の毛をちょんまげ風に束ね、白メッシュが入る。この状態になると達人であるワカマルスの力が発動、モモタロスほどではないがオーラによって全身の身体能力は強化され、また瞬動などの特殊な戦闘技術、ワカマルスの謎の剣術が使え、その技量は刹那以上になる。 基本的には良太郎の許可なしでは出てこないが、目の前で困っているひとがいたり主や人の命が危険に晒された時は出てきてしまう。 この状態の良太郎の顔は、もともと良い顔立ちをしている良太郎の顔が全体的に鋭くなり、歩くだけで周囲の注目を浴びるほどの美少年になり、何もしなくてもU良太郎クラスにもててしまうが、女性が苦手なワカマルスには、それが悲しい悲劇を生むことに・・・
https://w.atwiki.jp/smasma/pages/356.html
香取部長 香取部長(慎吾)/部下(中居、吾郎)/専務(斉藤洋介、2004.5.31~勝村政信) 1999.3.8 着メロ 2000.8.7 言葉使い 2000.12.4 携帯メール 2001.1.15 上司の誘い 2002.4.22 グループ旅行 2002.5.27 私用電話 2002.8.5 インターネット 2002.10.14 コピーの私用 2002.12.30 仕事中に音楽(世界の清掃員・坂本龍一) 2003.9.1 無断で他人の物を借りる 2003.10.20 禁煙 2004.5.31 話を聞かない 2004.10.18 昼休憩延長
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/160.html
「判っているとは思うが我々の存在を知られる訳にはいかなくてね」 フーケの前に立つのは怪しさ大爆発な仮面の男 そして周りを取り囲むのは手に手にナイフや棍棒を持った典型的なゴロツキの皆さん ガイガンにナマス斬りにされそうになったところをキンタロスに救われ 隣町に用意した隠れ家に身体一つで逃げてきたフーケは レコン・キスタと名乗るテログループの接触を受けた フーケをスカウトに来たという仮面の男を土の魔術でコマネチポーズに固め 窓から投げ捨てたのが二時間前 安酒場で夕食を終え隠れ家に戻る途中のフーケを仮面の男とゴロツキ達が待っていた 仮面の男の合図で一斉に襲い掛かるゴロツキ達 次の瞬間金色の閃光が奔りゴロツキ達が吹き飛ばされる 「俺の強さにお前が泣いた…」 髪の毛に一筋金色のメッシュを入れ黄金に輝く瞳のフーケがいた 「ふんっ!はっ!!そいやっ!!!」 とても女の細腕とは思えない というかもはや人間とは言えないパワーでゴロツキの皆さんを薙ぎ倒していくフーケ 「どういうことだ!?情報では奴は『只の』トライアングルメイジのはず…」 困惑する仮面の男だったがこのままでは埒が開かないとみて杖を構え詠唱を開始する だがしかし 「むぅんっ!!」 仮面の男の放った風の魔法はフーケの張り手一発で打ち消された 「馬鹿なっ!?!」 驚きのあまり棒立ちになった仮面の男の首にフーケの指が食い込む そのまま右腕一本で仮面の男を吊り上げると自ら倒れ込みながら石畳に叩きつける 「ゴールデンアームボンバー…」 (素直に喉輪って言いなさいよ) 「素手でメイジを倒したぞ!」 「バケモノだ…」 戦意を喪失して壊走するゴロツキの皆さん 「俺の強さにお前が逃げた!ごっつぁんです」 (もうすぐ夏場所ねえ…) ※BGM:NHK大相撲中継エンディングの太鼓の音
https://w.atwiki.jp/ultrakaijumeikan/pages/45.html
ウルトラマンタロウ 全53回 昭和48年4月6日〜昭和49年4月5日 名鑑で出ました 戯画で出ました 両方で出ました 出てません(>< ●をクリックすると個別紹介ページに進みます(予定・・) 話順 サブタイトル 登場怪獣 ● 01 ウルトラの母は太陽のように オイルドリンカー アストロモンス チグリスフラワー ● 02 その時ウルトラの母は コスモリキッド ライブキング ● 03 ウルトラの母よいつまでも コスモリキッド ライブキング ● 04 大海亀怪獣東京を襲う! キングトータス クイントータス ● 05 親星子星一番星 キングトータス クイントータス ミニトータス ● 06 宝石は怪獣の餌だ! ジレンマ ● 07 天国と地獄・島が動いた! ガンザ タガール ● 08 人喰い沼の人魂 トンダイル ● 09 東京の崩れる日 アリンドウ ● 10 牙の十字架は怪獣の墓場 デッパラス 再生デッパラス ● 11 血を吸う花は少女の精 バサラ ● 12 怪獣ひとり旅 ボルケラー ● 13 怪獣の虫歯が痛い! シェルター ● 14 タロウの首がすっ飛んだ! エンマーゴ ● 15 青い狐火の少女 ミエゴン ● 16 怪獣の笛がなる オカリヤン ● 17 2大怪獣タロウに迫る! バードン ケムジラ ● 18 ゾフィが死んだ!タロウも死んだ! バードン ケムジラ ● 19 ウルトラの母愛の奇跡! バードン ● 20 びっくり!怪獣が降ってきた フライングライドロン(親)(子) ● 21 東京ニュータウン沈没 キングゼミラ ● 22 子連れ怪獣の怒り! パンドラ チンペ ● 23 やさしい怪獣お父さん! ロードラ ● 24 これがウルトラの国だ! ムルロア スペースモス ● 25 燃えろ!ウルトラ6兄弟 ムルロア スペースモス ラビドッグ エンペラ星人(名称のみ) ● 26 僕にも怪獣は退治できる! ムカデンダー ● 27 出た!メフィラス星人だ! メフィラス星人二代目 マンダリン草 ● 28 怪獣エレキング満月に吼える! 再生エレキング ● 29 ベムスター復活!タロウ絶体絶命! 改造巨大ヤプール 改造ベムスター ● 30 逆襲!怪獣軍団 改造巨大ヤプール 改造ベムスター 改造サボテンダー 改造ベロクロン二世 ● 31 あぶない!嘘つき毒きのこ マシュラ お化けキノコ キノコ人間 ● 32 木枯らし怪獣!風の又三郎 グロン ● 33 ウルトラの国大爆発5秒前! テンペラー星人 ● 34 ウルトラ6兄弟最後の日! テンペラー星人 ● 35 必殺!タロウ怒りの一撃! カタン星人 ● 36 ひきょうもの!花嫁は泣いた グロスト ● 37 怪獣よ故郷へ帰れ! ヘルツ メドウーサ星人 ● 38 ウルトラのクリスマスツリー ミラクル星人 テロリスト星人 ● 39 ウルトラ父子餅つき大作戦! モチロン ● 40 ウルトラ兄弟を超えてゆけ! タイラント ● 41 母の願い真冬の桜吹雪! ゴンゴロス ● 42 幻の母は怪獣使い! エレジア アンドロイド聖子 ● 43 怪獣を塩漬けにしろ! モットクレロン ● 44 あっ!タロウが食べられる! きさらぎ星人 オニバンバ ● 45 赤い靴はいてた… ドルズ星人 メモール ● 46 白い兎は悪い奴! ピッコロ ● 47 怪獣大将 ゲラン ゴルゴザウルス2世 ● 48 怪獣ひなまつり ベロン ファイル星人(宇宙少年) ● 49 歌え!怪獣ビッグマッチ オルフィ カーン星人 ● 50 怪獣サインはV ガラキング ● 51 ウルトラの父と花嫁が来た! リンドン ● 52 ウルトラの命を盗め! ドロボン ● 53 さらばタロウよ!ウルトラの母よ! バルキー星人 サメクジラ ウルトラQ ウルトラマン ウルトラセブン 帰ってきたウルトラマン ウルトラマンエース ウルトラマンタロウ ウルトラマンレオ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/41906.html
登録日:2019/04/26 Fri 23 42 57 更新日:2024/09/11 Wed 18 01 55NEW! 所要時間:約9分で読めます ▽タグ一覧 アルマジロ アルマジロイマジン イマジン ザリガニ←ではない ザ・アルマジロズ・ソング モーニングスター ライダー怪人 今週の怪人 仮面ライダー 仮面ライダー電王 大崎 怪人 鉄壁 高木渉 おいおい逃げるなよ~痛くないんだし~てな嘘だけど~? アルマジロイマジンとは『仮面ライダー電王』第43話、第44話に登場した敵イマジンである。 CV 高木渉 ●目次 データ 概要外見 人物像 戦闘能力大崎 活躍第43話「サムシング・ミッシング」 第44話「決意のシングルアクション」 余談 データ 身長:194cm 体重:123kg 概要 大崎という男性が思い描く「ザ・アルマジロズ・ソング」のアルマジロのイメージを元に実体化したイマジン。 「暴力団・シラオカ組の奴らと手を切りたい」という大崎の望みを誤解し、彼の腕を切り落とそうとした。 外見 ハッキリ言ってその姿は事前情報なしで見てアルマジロだとはとても気付けないであろうもの。 濃い青色をベースにし、その上から銀色の角や棘、金具やリングが大量にあしらわれたゴツイ甲冑を纏ったかのような屈強な出で立ちをしている。 左手は人差し指から小指までが一体化して巨大な鉤爪になっている。 頭部は古代ローマ兵の兜を思わせる形になっており、目は白目部分が濁った赤になった半円状のツリ目になっている。 このゴテゴテとした姿は恐らくアルマジロの甲羅をモチーフとしたものだが、オリジナルのそれより遥かに大きい上に カラーリングも全くかけ離れたものである為、モモタロスからも「ザリガニ野郎」呼ばわりされていた。 人物像 東映におけるCV 高木渉キャラの例に漏れず、飄々としていて大きな独り言や大袈裟なリアクションが多い他、上記のモモタロスの発言にも「アルマジロだ!」と言い返す等コミカルさを多分に含んではいるがその実「痛い」「痛くない」という表現を多用し、破壊と殺戮を嘲笑いながら楽しむ残虐なサディスト。 また、自身の力に大きな自信を持っていてそれを鼻にかけており、仮面ライダーとの戦いではしつこく強さを自慢するような傲慢さも持つ。 戦闘能力 一般怪人ながら終盤に登場しただけあって強敵であり、仮面ライダーゼロノスに「かなり手ごわい」と言わしめた程。 武器のモーニングスターを豪快に振り回しての近~中距離戦を得意としている。 素手での戦いにおいても、左手の爪による引っ掻き攻撃や、見た目に違わぬ怪力で相手を力ずくでねじ伏せる。 最大の武器はその防御力であり、デネビックバスターの連射を受けてもビクともせず、デンカメンソードの斬撃にも多少ふらつく程度で済ましてしまう程。 アルマジロらしく体を球体状に丸めて突撃する強力な技も使用し、そのパワーと固さを生かした一撃はキンタロスですらも受け止めきれない。 大崎 演:宮原安春 アルマジロイマジンの契約者である男性。 経緯は不明だが、暴力団「シラオカ組」と否応なしにつるんで金蔓にされているらしく、過去の世界でもその一員から「月々の分きっちり払えや」と脅されていた。 そんな関係を断つべく、アルマジロイマジンと契約するも、大した成果も得られず、死の恐怖から気絶してしまった。 活躍 第43話「サムシング・ミッシング」 先述の通り大崎の腕を切り落とそうとしたところ、命の危機を感じた大崎が過去の扉を開いたため野上良太郎らの目の前で2005年6月25日に飛んだ。 そこでいつもの如く破壊活動を行っていた最中に良太郎が到着し、彼が変身した電王ライナーフォームと対峙する。 しかし、「これ以上イマジンを倒し続ければモモタロス達もいずれ消える」という事実をカイから教えられていた為、 電王はデンカメンソードを放棄して単身立ち向かうがこれを圧倒する。 途中ゼロノスゼロフォームが駆け付けるも形勢逆転とまではいかず、彼らを撤退にまで追い込んだ。(*1) しかし…… お邪魔しちゃおっかな~? 何と彼らの撤退と同時にデンライナーの車体にしがみついていたのだった…… 第44話「決意のシングルアクション」 そのまま辿り着いたターミナル(=キングライナー)に侵入し、その待合室(*2)で暴れまわる。 偶々そこに立ち寄っていたウラタロス、キンタロスと激突し、これを圧倒。 途中リュウタロスも加わるもやはり圧倒し、彼らをあと一歩まで追い詰めるも絆を修復した良太郎とモモタロスに妨害される。 和解したことでボルテージが最高潮に達している彼らを前にしても余裕を崩さなかったが、 ソード、ロッド、アックス、ガン、クライマックスと彼にその姿と戦法を変えていく電王の猛攻には手も足も出なくなっていく。 馬鹿な...何で急に...俺の方が強いのに! バ~カ、どっちが強いかじゃねえ。戦いってのはなぁ、ノリのいい方が勝つんだよ! 苦し紛れの叫びも一蹴され、最期は「俺達の必殺技クライマックスバージョン」を喰らい爆死した。 余談 元になった「ザ・アルマジロズ・ソング」とはボリビア地方に伝わる民話の一つであり、 鳥のように歌いたかった鳴けないアルマジロが最後は楽器になるという悲しい物語である。 声優の高木氏はスーパー戦隊シリーズには高頻度で出演しているが、 仮面ライダーシリーズへの登板は2019年4月現在、これと『仮面ライダーディケイド』超バトルDVDの二度のみである。 このイマジンとの戦いが、TVシリーズに於けるクライマックスフォームの最後の活躍となった。色々とお疲れ様でした。 追記・修正はけじめをつけたい人にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 一応テレビくんの付録でテレビバエくんをやってる>高木渉氏 -- 名無しさん (2019-04-27 00 37 06) クライマックスフォームでデンガッシャーガンモードの射撃シーンがある。普段は剣の格闘戦メインだからモモが射撃攻撃して珍しかった -- 名無しさん (2019-04-27 20 09 07) 「俺の方が強いのに!」「ウルセェ!戦いってのはノリの良い方が強いんだよ!」って -- 名無しさん (2019-04-27 20 59 57) ↑途中送信。このやり取りが忘れられない -- 名無しさん (2019-04-27 21 00 39) ↑わかる。電王本編でも胸熱もののカッコいい場面だわ(ついでにモモの射撃の腕も以外と上手かった) -- 名無しさん (2019-04-28 12 06 54) デンガッシャー使う間もなく交代してしまったアックスフォーム… -- 名無しさん (2019-04-28 13 41 46) 正直色と頭のシルエット、眼の位置とかのせいでウラタロスの仲間に見える -- 名無しさん (2019-04-28 17 37 28) 良い意味でかませ -- 名無しさん (2019-04-28 21 28 00) ナイフアルマジロといいアルマジロオルフェノクといい、アルマジロの怪人ってどうしても初見じゃモチーフ分かりにくいよね。 -- 名無しさん (2019-04-28 22 02 18) 「 過去への扉 」が開いたにも関わらず( 「 イマジンのデメリット 」も省みずに )契約者を問答無用で斬ろうとした危険な性格( 良太郎が駆けつけた為にこの決行は阻止されたが。)。後に劇場版3で死郎が召喚した亡霊イマジン大軍団として複数の個体が再登場( 一部にはデスイマジンの鎌等の武器を使う個体たちもいる )。 -- 名無しさん (2021-11-09 20 19 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gods/pages/50375.html
テウタロス(2) ギリシャ神話に登場するスキュティア人。 アムピトリュオンの羊飼い。 ヘラクレスに弓を教えた。
https://w.atwiki.jp/mesonimagine/pages/52.html
リュウタロスのAA (、,ノ §Σ `M´予 ( O┬O ◎-ヽJ┴◎
https://w.atwiki.jp/renst/pages/966.html
モモタロス(プロモーション) 種類:Sユニット カテゴリ:オーバーテクノロジー BP:3000 SP:1/4 必要パワー:1 追加条件:なし CN:なし 特徴:イマジン テキスト: ※これはバトルエリアに出たとき撃破される。 【最初からクライマックスだぜ】これが自軍パワーゾーンでオモテ向きになっている間、自軍バトルフェイズ中、特徴「仮面ライダー」を持つ自軍ユニットがバトルエリアに出たとき、これを捨札にしてもよい。そうしたとき、このターン、そのユニットは「SP1」になる。 フレーバーテキスト 祭はまだ始まったばかりだぜ?ほれ、俺が手ぇ貸してやっからもういっちょ頑張りな! イラストレーター:K2商会 レアリティ:プロモーションカード 作品:仮面ライダー電王 収録:レンジャーズストライクフェスティバル2007秋 賞品 カード評価 関連カード モモタロス(通常) モモタロス(2nd) 仮面ライダー電王CF 仮面ライダーミニ電王SF 特徴「イマジン」関連 コメント 名前 コメント